前回の続きとして、フリーランスのなり方としておすすめの①についてお話しします。
フリーランスライターになるために必要だったもの(=5つの基盤)の多くを与えてくれたのは、20代の頃に勤めていた編集プロダクション(編プロ)です。
フリーランスライターになるために得られた基盤とは以下の3つです。
- 「ライタースキル」
- 「人脈(取引先)」
- 「仲間」
編集プロダクションは、出版社や代理店、場合によっては企業から直接依頼を受け、雑誌や書籍、PR誌などを制作する会社です。藤吉も小川もこの会社に所属していました。
私たちが在籍していたのは1990年代で、社員が80名ほどいる大手の編プロでした。
当時はまだバブルの余韻があり、その編プロには次々と大量の仕事の依頼がありました。
さまざまな媒体を同時に抱えながら、書いては上司に提出し、赤字(訂正指示)を入れてもらい、修正して納品するという日々を繰り返していました。まさに毎日が締め切りの日々でした。
当時、赤字は自分へのダメ出しと感じられることがありました。
それが悔しくて、自分で毎日、新聞の一面コラムを書き写す「文章修行」を始めたのもこの編プロ時代です。先輩からの辛辣な一言が悔しすぎて、必死で学び始めました。
振り返れば、「書いては赤字をもらって直す」という添削と、書き続けた日々こそが、ライターとしての基盤を作ってくれました。
修正指示は最高の宝物であり、辛辣な一言は成長の糧となりました。いまでは、それを言ってくれた先輩には感謝しかありません。
フリーランスとして最初の仕事を発注してくれたのは、この編プロの取引先の課長でした。また、この編プロを辞めて出版社に就職した先輩からも多くの仕事をいただきました。
さらに、後にフリーランス仲間となる人々と出会わせてくれたのも編プロです。同世代の同僚が多く、忙しく辛い日々を共に乗り越えた経験が絆を深めました。社員同士が非常に仲が良く、仕事を教え合い、切磋琢磨していました。大変な仕事でしたが、仲間がいたおかげで楽しさも感じられました。
以前の記事でも書きましたが、フリーランスになりたいけどスキルや経験がない場合、自分がやりたい業種の会社に一度就職するのも手です。
- スキルが身につけられる。
- 人脈を構築できる。
- 仲間が得られる。
会社ではさまざまな教育の機会もあるでしょう。
会社をきちんと選べば、給料をもらいながら学び、人脈を築く場を得ることができるのです。
参考:『女性フリーランスの働き方』(日本実業出版社)
https://www.njg.co.jp/book/9784534061225/


